【育児の豆知識】ハイハイが必要な5つの理由
お世話になっております。なおなおです。
今日は赤ちゃんのハイハイについて書きたいと思います。
個人的に言えば、ハイハイは絶対にさせてください!!
世間では「ハイハイはしなくても大丈夫!」やら「ハイハイさせなくちゃダメ!」と情報が色々出回っていますが、身体の専門家として何故ハイハイが必要なのかを解説したいと思います。
ハイハイが絶対に必要な5つの理由
バランス感覚・反射神経の基礎を作る
ハイハイの姿勢は、手と足で身体を支える形になります。
この姿勢は手と足の各関節に荷重感覚が入ります。
荷重の感覚が入ることで、自分の手や足がどこにあるのかが無意識に分かるようになってきますし、各筋肉も姿勢をとるため働きだします。
また進む際に足の指を使うこともあるので、立ち上がった際のバランスにも大きな影響を与えます。
足の親指は特に前方へ傾いた際のバランス、小指は側方と後方に傾いた際のバランスに大きく影響します。
これがハイハイをしないと転びやすくなるという原因の1つです。
そしてハイハイでバランスを崩した際に、視覚で自分の体勢が崩れたことを認識することで反射的に身体を支えるという訓練にもなります。
体幹筋の成長を促す
ハイハイの姿勢は体幹筋を鍛えられます。
ハイハイの姿勢で進もうすると、手や足をあげることになります。
よく四つ這いの状態から手や足を上げて体幹筋を鍛える方法がありますが、まさにそれと同じです。
体幹筋が安定することで、立ち上がった際のバランスに役立ちます。
目と手の協調性を高める
ハイハイで進む際には必ず手を前につきます。
また何か気になるものを見つければ、そこに対して手を伸ばします。
ハイハイが出来るようになると、寝ていた頃と違って、床との距離や物同士の距離など見えるものに奥行きが出てきます。
物を見ながら手を伸ばすという動作は、奥行きに対する距離感を自然と目ではかりながら、それに手を合わせていく動作です。
なので目で見て正確に手を動かすという、目と手の協調性を高める訓練になります。
そのためか、ハイハイを沢山した方が運動神経がよくなるとも言われています。
関節を作る
ハイハイでは先ほど述べたように関節に対して荷重がかかります。
その姿勢を繰り返すことで関節の形が変形していき、しっかりとした関節になっていきます。
現に知り合いの20代の女性は、小さい頃にハイハイをほとんどしなかったせいで、手を真上に上げることが出来ません。
これは関節に荷重がしっかりかからなかった影響で関節が浅くなっているからだと考えられます。
脳の発達に関与
ハイハイは先に述べたように、手や足を使い、関節に感覚が入り、筋肉は鍛えられ、視覚と手の協調性も高めます。
これらは全て脳に良い刺激を与えます。
特に視覚や聴覚、運動系に関わる中脳が鍛えられるという説もあります。
またハイハイで移動出来ることで、自分が興味あるものを見つけたり触ったりすることが出来ます。
欲求を満たし、さらなる好奇心がわいてきます。
こういった刺激が入ることで精神的にも良い影響が与えられます。
まとめ
以上、ハイハイが何故必要なのかを解説しました。
先日、有名な大学病院の先生が「ハイハイは個人差があって良い」といったような事を載せている記事を見ましたが、これは明らかに間違いです。
自分の知り合いや知り合いのお子さんを見る限り、ハイハイをしていない子は転びやすいですし、手を真上に上げられないなどの影響が出ています。
お子さんのためにもハイハイはさせましょう。
たとえ赤ちゃんの時に出来なくても大丈夫です。
言葉が分かるようになってから、遊びでハイハイをさせてください。
うちも「ハイハイで競争だ〜!」とか言いながら取り入れています。
考え過ぎず、お子さんと楽しくハイハイをしてみてください!
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